 |
 |
愛甲次郎(あいこう じろう) |
 |
本体1500円+税 |
 |
2008.1 |
 |
978-4-7593-1000-9 |

文語文はいまや死語と化しつつありますが、日本古来の美しい言語文化を失うことは実に惜しいことです。文語で書かれた文章は格調高く、また暗誦したときの言葉の美しい響きは際立っており、世界でも屈指の優れた文化の一つです。
今こそ、文語の必要性や効能が見直されるべきであると著者は熱く語ります。誰にもわかりやすく、日本語の歴史を振り返りながら、「枕草子」「平家物語」をはじめとする古典から、俳句、唱歌などのあらゆる美しい文語文を紹介し、実際に読んだり、書いたり、諳んじたりするためのきっかけを提示しています。
著者の愛甲次郎氏は、クウェート大使を務めた元外交官ですが、2003年国語問題協議会のメンバーと共同で、文語文による交流WEBサイト「文語の苑」を開設。現代文化の幅を広げる試みとして活動が注目され、2007年には朝日新聞、日本経済新聞にてその活動が紹介されました。

|
|
|