「高糖質食は健康に良い」という食事法を提唱し、「糖＝毒」といった誤解を持つ糖質制限支持者の主張に対して、科学的根拠を持って反論します。本書では、糖質が老化を促進するという誤った信念や、人類は肉食動物であるという考え、ガン細胞が糖を好むという見解を明確に否定し、高糖質食の利点を詳述しています。
目次
序章 糖質制限が健康に与える害
第１章 糖質制限を推奨する医師たちの主張と、それに対する私の反証
第２章 糖質制限で体重が減る理由
第３章 日常食品に含まれる糖の隠れた力
第４章 病気を知らず、医者が不要になる石原式「高糖質」ダイエット
第５章 石原式健康法の誕生背景
第６章 石原医師の「高糖質」健康習慣を大公開
第７章 石原式基本食で健康を取り戻した人々の体験談
第８章 高糖質ダイエットの詳細をドクター石原が解説
第９章 人参リンゴジュース断食を行った人々の喜びの声
本書では、科学的根拠をもとに、糖質が身体に及ぼす影響やその役割について詳細に解説されています。著者は、糖質がエネルギー源として重要であり、脳や筋肉の正常な機能に必要不可欠であることを強調します。また、適切な量の糖質を摂取することが健康を維持し、疾患の予防にも役立つことを示しています。このような情報を通じて、読者はバランスのとれた食事の重要性を再認識するでしょう。
最後に、本書は科学的な視点から高糖質食の利点を明確に示しています。糖質が持つエネルギー供給や栄養素の補給といった健康に対するプラス面が強調されています。著者は、適度な糖質摂取が健康に与える好影響に焦点を当て、バランスのとれた食事の重要性を強調しています。この本を読むことで、読者は科学的な根拠に基づく高糖質食の利点を理解し、健康的な食生活を築く上での適切な知識を得ることができるでしょう。
著者紹介
石原結實
1948年、長崎市出身の医学博士で、イシハラクリニック院長。長崎大学医学部卒業後、血液内科に専念。その後、白血球の機能と食事・運動との関係性についての研究で医学博士号を取得。スイスとモスクワで自然療法と断食療法を学び、コーカサス地方の長寿村で長寿食研究を行う。現在は著者としての活動の他、講演やメディア出演も行っている。