選び抜かれた45篇の名詩が収録された本書は、詩の深い情感を堪能できる一冊です。下重暁子さんによる情感溢れる朗読とともに、詩の魅力を引き立てるひとことエッセイが添えられており、珠玉の言葉をより深く味わうことができます。この本は、詩の美しさと感動を読者に届けるための素晴らしいガイドとなっています。
目次
1. 初恋
初恋(島崎藤村)
素朴な琴(八木重吉)
初恋のときめきや胸の高鳴りを詩で表現し、初恋の純粋さや甘酸っぱさを追体験できます。
2. 冬が来た
冬が来た(高村光太郎)
いまこの庭に(三好達治)
冬の静けさや寂寥感を詩で感じ取り、冬の情景や心の内面を深く理解することができます。
3. 青い蝶
青い蝶(ヘルマン・ヘッセ)
風景(山村暮鳥)
青い蝶のような儚さや美しさを通じて、自然の景色や心の動きを詩で味わうことができます。
4. 旅上
旅上(萩原朔太郎)
はじめてのものに(立原道造)
旅の途中で感じる未知の体験や新たな出会いを詩で表現し、旅の醍醐味や感動を共有できます。
著者等紹介
下重暁子(シモジュウアキコ)
1959年、早稲田大学を卒業。NHKアナウンサーとして活躍後、民放キャスターを経て、エッセイ、評論、ノンフィクションなどの文筆活動に入る。彼女の豊かな表現力と情感豊かな語り口は、多くの読者に愛されている。
世間の書評
心に響く名詩の世界
多くの読者が本書を通じて、日本の名詩の深い世界に引き込まれています。下重暁子さんの朗読は、詩の持つ情感を余すところなく伝え、聴く者の心に強く訴えかけると評判です。また、詩に添えられたひとことエッセイは、詩の背景や作者の思いを深く理解する手助けとなり、詩の鑑賞をさらに豊かにしています。
読む楽しさと聴く楽しさの融合
本書は、読む楽しさと聴く楽しさを同時に味わえる点が特筆されています。下重暁子さんの情感溢れる朗読により、文字だけでは感じ取れない詩の魅力が生き生きと伝わり、読者はまるで詩の世界に没入するかのような体験を得られます。詩の美しさと共に、その詩が持つ情感や雰囲気を存分に楽しめる一冊です。
読んで得られるもの
この本を読むことで、読者は詩の持つ力や美しさを再発見することができます。詩が描く風景や感情、作者の思いに触れることで、心が豊かになり、日常の中で忘れがちな感動や感謝の気持ちを取り戻すことができるでしょう。また、下重暁子さんの朗読を通じて、詩の言葉が持つリズムや響きを感じることで、詩の新たな魅力を発見することができます。
総じて、『選び抜かれた名詩45篇』は、詩を愛するすべての人にとって、心の糧となる一冊です。読者はこの本を通じて、詩の世界の奥深さや広がりを感じ取り、日常の中に詩を取り入れることで、より豊かな人生を送る手助けとなるでしょう。