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おとなの頭を磨く生き方講座
著 者
陰山英男
定 価
  本体1000円+税
発 行
  2017.2
ISBN
  978-4-7593-1523-3
おとなの頭を磨く生き方講座
おとなの知性は、生活で磨かれる!

「100ます計算」などで多くの児童の頭を伸ばしてきた陰山先生が大人に伝えたい、本当に自分の人生に満足するための考え方と生活習慣。目の前の仕事に集中できているか、体と心に良い生活習慣を身につけているか、自分の頭を使って考えているか…。少し立ち止まって、自分の生き方や考え方を振り返るきっかけになるでしょう。


第一講 自分が満足する人生をつくる
1楽しむ――今、目の前のことに集中できるか 
2挑む――人生を変えるためのリスクをとれるか 
3没頭する――何かに死ぬほど熱中したことがあるか 

第二講 戦略的な習慣を身につける
4書く――人生の戦略の立て方を知っているか 
5眠る――万全のコンディションを作り出せるか 
6食べる――体と心の健康をコントロールできるか 
7暮らす――生活に合った住まいを知っているか 

第三講 知的好奇心を持ち続ける
8学ぶ――本当に役立つ勉強法は身についているか
9考える――自分の頭で答えを出せるか 
10英語の力――時代を駆け上がるための武器は万全か


学校において、何かに成功するにはあらゆる困難を克服し、苦しいときほど頑張らなければならない。そんなふうに教え、そしてそれを多くの人は信じていますが、実はそれは違うのではないでしょうか。
苦労はしてもいいけど、成功するには成功する理由があるだけのことであり、成功にたどり着くには苦労ではなく、別のものが必要だと思うのです。
日本において、あらゆる困難に負けず、そこを乗り越えていくすばらしい人間、そんな理想のシンボルが、二宮金次郎です。昔はどこの学校にも二宮金次郎の像がありました。若い人の中には知らない人がいるかもしれませんが、その像というのは、子ども時代の二宮金次郎が、背中に薪を背負いながら本を読んでいるというものです。子どもたちは、この像を見ながら、苦しいときでも一生懸命勉強して、立派な人間になるということを学ぶとされていたのです。戦前は、多くの学校にありましたが、戦後は、戦前の道徳を形成するものとして、多くの学校から取り除かれていきました。しかし、いくつかの学校では今もそれが残っています。おそらく、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。
ところで、あれを見てどう思いますか。
実は私が通っていた小学校にもその像がありました。そして私は、このように頑張って勉強しなければならないのだなと思っていましたが、実際そんなことはできません。それでそんな自分をどこか責めていたりもしたものです。
しかし、最近まったく見方が変わってきました。
どう変わったかというと、「あの二宮金次郎が読んでいる本はどのくらい面白いのだろう」、「二宮金次郎がそのくらい本好きだったのはなぜなんだろう」、「そもそも、今、歩きスマホや歩き読書をしていたら??られるよね」などと、考えるようになってきたのです。
一体なぜそのように考えたのかというと、この二宮金次郎が薪まきを背負いながら本を読んでいる最大の理由は、立派な人間になるためではなく、ただその本が面白かったからなのではないかと思うようになったからなのです。
そもそも面白くもないことをずっと続けるということを、人間はできるのでしょうか。

陰山先生といえば、「100ます計算」などの児童向けの教育で有名ですが、実は働く大人にとっても役立つ教えがたくさんあります。自分の生活を大切にすること、そして自分の人生を切り開くヒントにこの本がなることを願っています。


陰山 英男(かげやま ひでお)

1958年、兵庫県生まれ。立命館小学校校長顧問、立命館大学教育開発推進機構教授。岡山大学法学部卒業後、小学校教員に。「百ます計算」や音読、漢字練習の「読み書き計算」の徹底した反復学習と生活習慣の改善に取り組み、子どもたちの学力を驚異的に向上させた。その指導法「陰山メソッド」は、教育者や保護者から注目を集め、陰山メソッドを教材化した「徹底反復シリーズ」は800万部の大ベストセラーに。文部科学省中央教育審議会特別委員、大阪府教育委員長を歴任し、全国各地で学力向上アドバイザーも行っている。
おもな著書に『本当の学力をつける本』(文春文庫)、『子どもの頭が45分でよくなるお父さんの行動』(PHP 研究所)、『人生を変えるポジティブ習慣』(リベラル社)など多数。小学生向けの学習教材や『陰山手帳』(ダイヤモンド社)でも有名。





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