「是非是非お願いします」例文集とビジネスメール例。言い換え＆正しい敬語の文法

「是非是非お願いします」は、強い希望や要望を伝える際に使用する丁寧な表現です。相手に対して何かを依頼する時に、その実現を強く望む気持ちを重ねて表現しています。

「是非」を2回繰り返すことで、依頼する側の切実な思いや熱意を効果的に伝えることができます。ただし、ビジネスシーンでは使用頻度や場面に注意が必要です。

Q
ビジネスにおいて「是非是非お願いします」の意味は？
A

相手に対して強い実現の願望を示す丁寧な表現で、依頼事項への切実な思いを重ねて伝える言葉です。

「是非是非お願いします」ビジネスでの意味＆使い方

ビジネスシーンにおいて、「是非是非お願いします」は相手への強い期待や要望を伝える表現として使用されます。特に重要な案件や緊急性の高い依頼の際に効果的です。ただし、使用頻度が多すぎると印象が軽くなる可能性があるため、状況に応じて適切に使い分けることが重要です。
ビジネスアドバイザー

丁寧さと熱意のバランスを意識し、場面に応じた使用頻度を心がけましょう。

  • 「是非」を2回使用することで、依頼の切実さや重要性を強調できます。
  • 相手との関係性や案件の重要度に応じて使用を判断します。
  • 文末の「お願いします」と組み合わせることで、より丁寧な印象を与えられます。

ビジネス例文

「是非是非お願いします」を使用する際は、前後の文脈との調和が重要です。依頼の内容や目的を明確に示し、相手に誠意が伝わるような文章構成を心がけましょう。また、過度な使用は避け、重要な場面で効果的に活用することがポイントです。
ビジネスアドバイザー

依頼の重要度に応じて使い分け、相手に真摯な姿勢が伝わるよう工夫しましょう。

新商品の開発にあたり、ご協力を是非是非お願いします。
今回のプロジェクトへの参加を是非是非お願いします。
ご多忙中とは存じますが、会議への出席を是非是非お願いします。
当社の新サービスについて、ご検討を是非是非お願いします。
貴重なお時間ではございますが、ご意見を是非是非お願いします。
今後のパートナーシップについて、ご検討を是非是非お願いします。
弊社製品のモニターとして、ご協力を是非是非お願いします。
来月の展示会への出展を是非是非お願いします。

「是非是非お願いします」を使うビジネス場面

ビジネスにおいて「是非是非お願いします」は、特に重要な依頼や要望を伝える場面で使用します。相手との関係性や案件の重要度を考慮し、適切なタイミングで使用することが大切です。過度な使用は避け、真に必要な場面で効果的に活用しましょう。
ビジネスアドバイザー

重要な商談や契約の場面では、特に効果的な表現となります。

  • 新規取引の開始を依頼する場面
  • 重要なプロジェクトへの参加を依頼する時
  • 契約更新の交渉時
  • イベントや展示会への出展を依頼する場面
  • 業務提携の提案時

ビジネスメール例

ビジネスメールでは、依頼内容を明確に示し、相手への配慮も忘れずに表現することが重要です。「是非是非お願いします」は、メールの核となる依頼部分で使用すると効果的です。
ビジネスアドバイザー

メール全体の文脈を考慮し、依頼の重要部分で効果的に使用しましょう。

掲題：新規プロジェクトについてのご相談

山田産業株式会社
佐藤様

いつもお世話になっております。

先日ご案内させていただきました新規プロジェクトについて、改めてご連絡させていただきます。

当社では、環境配慮型の新商品開発を計画しており、貴社のご協力を是非是非お願いします。

つきましては、来週中に30分程度のお時間を頂戴できればと存じます。

ご多忙中のところ恐縮ではございますが、ご検討くださいますようお願い申し上げます。

青木商事株式会社
営業部 鈴木太郎

言い換え＆類語集

状況や相手に応じて、適切な表現を選択することが重要です。以下に、「是非是非お願いします」の言い換え表現をご紹介します。
ビジネスアドバイザー

場面や相手に応じて、適切な表現を選択することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

「何卒よろしくお願い申し上げます」
より丁寧な表現として使用できます。
「ぜひともお願いいたします」
格式の高い場面で使える表現です。
「切にお願い申し上げます」
強い希望を伝える際に効果的な表現となります。
「どうぞよろしくお願いいたします」
基本的な丁寧表現として活用できます。
「謹んでお願い申し上げます」
より formal な場面での使用に適しています。
「心よりお願い申し上げます」
誠意を示す表現として使えます。
「ご検討いただけますと幸いです」
柔らかい依頼表現として活用できます。
「お力添えいただけますと幸いです」
協力を依頼する際に使用できる表現です。
「ご配慮いただけますと助かります」
相手への配慮を示しつつ依頼できます。
「ご高配を賜りたく存じます」
より格式高い場面での使用に適した表現です。

「是非是非お願いします」目上に使う敬語

敬語表現として、「是非是非お願いします」は以下のように分解されます。
  • 「是非是非」：副詞的表現で、特に敬語としての変化はありません
  • 「お願いします」：謙譲語「願う」に「お」を付け、丁寧語「です」を組み合わせた表現
目上の方に使用する際は、より丁寧な表現として「是非是非お願い申し上げます」や「是非是非お願いいたします」のような形に変更することで、より適切な敬意を示すことができます。
ビジネスアドバイザー

相手の立場や状況に応じて、適切な敬語レベルを選択することが重要です。

「是非是非お願いします」まとめ

「是非是非お願いします」は、ビジネスシーンにおいて重要な依頼や要望を伝える際に効果的な表現です。相手への誠意と熱意を示すことができる一方で、使用頻度には注意が必要です。

状況や相手との関係性を考慮し、適切なタイミングで使用することで、より効果的なコミュニケーションが可能となります。特に重要な案件や緊急性の高い依頼の際には、この表現を用いることで相手への切実な思いを伝えることができます。

ビジネスの場面では、時と場合に応じて類語や言い換え表現も活用しながら、相手に誠意が伝わるコミュニケーションを心がけることが大切です。