「お問い合わせさせていただきます」とは、自分から相手に何かを尋ねたり、情報を求めたりする際に使う丁寧な表現です。このフレーズは、敬意を表しつつ、自分の行動を相手に伝える意図があります。
「お問い合わせさせていただきます」ビジネスでの意味と使うコツ
ビジネスの場では、「お問い合わせさせていただきます」は、自分が相手に対して何かを確認する際に用いる非常に礼儀正しい表現です。これを使うことで、相手に対する敬意や謙虚な姿勢を示すことができます。
使うときのポイントを3つ紹介します。
- 相手の立場や時間を尊重していることを示すために、前もって使う
- 具体的な問い合わせ内容を明確にすることで、相手が回答しやすくする
- 返事を急がせるような印象を避けるため、時間に余裕を持って使う
「お問い合わせさせていただきます」を使用するビジネスシーン
- 商品やサービスについての詳細情報を知りたいとき
- 取引先の担当者に連絡を取りたいとき
- 見積もりや提案書を依頼するとき
- 契約内容や納期に関して確認が必要なとき
- 会議の日程調整や場所の確認をするとき
- 書類や報告書の提出期限を問い合わせるとき
- 技術的なサポートやアドバイスが必要なとき
- 社内で情報共有を求めるとき
- プロジェクトの進行状況について尋ねるとき
- 業務上の不明点や確認事項があるとき
シチュエーション別のビジネス例文
明日の会議の資料について、少々お問い合わせさせていただきます。提出期限は何時でしょうか?
先日の打ち合わせで話した件について、詳細をお問い合わせさせていただきます。資料をいただけますか?
次期プロジェクトの担当者様に、直接お問い合わせさせていただきます。ご都合の良い時間を教えてください。
貴社の新製品に関して、カタログをお問い合わせさせていただきます。送付いただけますか?
請求書の件で、金額の内訳をお問い合わせさせていただきます。詳細を教えていただけないでしょうか?
休暇申請について、手続きの方法をお問い合わせさせていただきます。どのように進めればよいですか?
ビジネスメール例
掲題:商品詳細についての問い合わせ
〇〇〇〇株式会社
〇〇様
〇〇〇〇株式会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
貴社の新製品について、詳細な情報をお問い合わせさせていただきます。
特に、価格と納期の詳細について知りたいと考えています。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認の上、ご連絡いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
「お問い合わせさせていただきます」目上の人に使う敬語
目上の人に対して使用する際には、より丁寧な表現を心がけることが大切です。「お問い合わせさせていただきます」はその一例で、自分が行動を起こすことを伝える際に、「させていただきます」という表現を使うことで、許可を求めるとともに、敬意を表しています。このように、目上の人に対して何かを申し出る際には、自分の行為に対する許可を得る意味合いを込めて使うのが適切です。
「お問い合わせさせていただきます」間違った使用法
- 「お問い合わせします」だけで使う
→「させていただきます」を省略すると、敬意が足りなくなり、ビジネスシーンには不適切。 - 友人や同僚に対して使う
→あまりにも丁寧過ぎて、親しい間柄では不自然に感じられる可能性がある。 - 緊急を要する場合に使う
→時間がない時には、より直接的な表現を選んだ方が良い。 - 自分より立場の低い人に使う
→立場が上の人が使うと、過度に謙遜していると受け取られることがある。
言い換え集とその解説
「確認させていただきます」
「お問い合わせさせていただきます」と同じく、何かを調べる際に用いる表現。より具体的な行動を示す。
「お問い合わせさせていただきます」と同じく、何かを調べる際に用いる表現。より具体的な行動を示す。
「伺います」
相手に会いに行く、または話を聞きに行く際に使う。対面でのやり取りを伴う場合に適している。
相手に会いに行く、または話を聞きに行く際に使う。対面でのやり取りを伴う場合に適している。
「承ります」
相手からの依頼や要望を受け入れる意志を示す際に使う表現。受動的な姿勢を示しつつ、対応することを伝える。
相手からの依頼や要望を受け入れる意志を示す際に使う表現。受動的な姿勢を示しつつ、対応することを伝える。
「検討させていただきます」
提案や案件について、じっくりと考えることを伝える際に用いる。決定前の慎重な検討を示す。
提案や案件について、じっくりと考えることを伝える際に用いる。決定前の慎重な検討を示す。
「相談させていただきます」
何かを決定する前に、相手の意見やアドバイスを求める際に使う。コミュニケーションを大切にする態度を示す。
何かを決定する前に、相手の意見やアドバイスを求める際に使う。コミュニケーションを大切にする態度を示す。
「ご報告いたします」
何らかの結果や進捗を相手に知らせる際に使う。情報を共有する意図を持つ。
何らかの結果や進捗を相手に知らせる際に使う。情報を共有する意図を持つ。
「ご提案させていただきます」
自分から何かを提案したいときに用いる表現。積極的な態度を示しつつ、相手の意向を尊重する。
自分から何かを提案したいときに用いる表現。積極的な態度を示しつつ、相手の意向を尊重する。
「ご連絡させていただきます」
後ほど改めて連絡を取ることを伝える際に使う。事前の告知により、相手を安心させる。
後ほど改めて連絡を取ることを伝える際に使う。事前の告知により、相手を安心させる。
「ご確認させていただきます」
情報や事実の正確さを確かめる際に使う表現。細部にわたる注意を払う態度を示す。
情報や事実の正確さを確かめる際に使う表現。細部にわたる注意を払う態度を示す。
「お待ちしております」
相手の行動や返答を待っている状態を伝える際に用いる。待機していることを丁寧に告げる。
相手の行動や返答を待っている状態を伝える際に用いる。待機していることを丁寧に告げる。