「今年もよろしくお願いいたします」メール例とビジネス例文集。言い換えと敬語の注意点

「今年もよろしくお願いいたします」は、新年のご挨拶として、あるいは一年の初めに、お世話になっている人に対して使われる言葉です。相手への感謝の気持ちと、今年も引き続きお付き合いをお願いしたいという思いが込められています。

「今年もよろしくお願いいたします」仕事での使い方と意味

ビジネスの場面では、取引先や上司、同僚など、お世話になっている人に対して使います。「昨年は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします」というように、前年の感謝の気持ちを伝えつつ、新しい年も引き続きよい関係を築いていきたいという意味合いが込められています。

使うときのポイントは以下の通りです。

  • 新年の挨拶として、1月の初めに使うのが一般的です。
  • メールや手紙、あるいは直接会ったときなど、様々な場面で使えます。
  • あまり親しくない相手に対しては、「今年もどうぞよろしくお願いいたします」と、「どうぞ」を添えると丁寧な印象になります。
  • 「今年もよろしくお願いいたします」だけでは、唐突な感じがするので、前年の感謝の言葉を添えるとスムーズです。

ビジネスメール例

ビジネスメールで「今年もよろしくお願いいたします」を使う際は、件名を「新年のご挨拶」などとし、本文の最後に添えるのが一般的です。また、メールの冒頭には、「明けましておめでとうございます」など、新年の挨拶を入れると自然な流れになります。

件名:新年のご挨拶
株式会社サンプル
田中様

明けましておめでとうございます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

本年も、より一層のサービス向上に努めてまいりますので、今年もよろしくお願いいたします

株式会社○○○○
佐藤 太郎

ポイントとしては、感謝の気持ちを丁寧に伝えること、新年の抱負や向上心をアピールすること、相手への期待や関係継続の意思を示すことが大切です。また、簡潔でわかりやすい文面を心がけ、相手に好感を持ってもらえるようなメールを書くことが重要です。

ビジネス例文集

昨年は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。今年もよろしくお願いいたします
昨年は多大なるご支援を賜り、心より感謝しております。今年もよろしくお願いいたします
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞ今年もよろしくお願いいたします
昨年は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。今年もよろしくお願いいたします
旧年中は並々ならぬご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。今年もよろしくお願いいたします
昨年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、今年もよろしくお願いいたします
昨年は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。本年もお客様にご満足いただけるサービスの提供に努めてまいります。
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。より一層のサービス向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧のほどお願い申し上げます。
昨年一年のご愛顧に心より感謝申し上げます。本年も社員一同、誠心誠意努力してまいりますので、今年もよろしくお願いいたします
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。スタッフ一同、気持ちを新たにサービス向上に努めてまいります。

上記の例文は、いずれも新年のご挨拶として適切な表現です。「今年もよろしくお願いいたします」の前に、前年への感謝の言葉を添えることで、スムーズに新年の挨拶につなげています。

また、新年の抱負や向上心をアピールすることで、相手に好感を持ってもらえる表現となっています。シーンや相手に合わせて、丁寧な言葉遣いや、謙虚な姿勢を示すことが大切です。

言い換え

「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」
「本年も」と、より改まった言い方をすることで、フォーマルな印象を与えます。
「本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます」
「ご指導ご鞭撻」と、相手の指導や助言を仰ぐ謙虚な姿勢を示すことができます。
「本年もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします」
「お付き合い」を使うことで、ビジネス上の関係性の継続をスムーズに表現できます。
「本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます」
「ご愛顧」と、相手からの支援や好意を表す言葉を使うことで、感謝の気持ちを伝えられます。
「本年もご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」
「ご支援ご協力」と、相手からの具体的な行動を想定した表現を使うことで、期待感を込めて依頼できます。
「本年も引き続きお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします」
「引き続き」を加えることで、前年からの関係性の継続をスムーズに表せます。
「本年もご指導ご鞭撻を賜りますとともに、倍旧のお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」
「倍旧のお引き立て」と、より一層の支援を願う気持ちを表現に込められます。
「昨年同様のお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」
「昨年同様」と前年との比較をすることで、関係性の継続をよりわかりやすく伝えられます。
「旧年中と変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます」
「旧年中と変わらぬ」と表現することで、これまでの支援への感謝と、継続のお願いを同時に伝えることができます。
「本年も昨年同様、ご高配を賜りますようお願い申し上げます」
「ご高配」という丁重な言葉を使うことで、相手への敬意を表しつつ、支援のお願いができます。

言い換えをするポイントとしては、相手との関係性や、伝えたい気持ちに合わせて、適切な言葉を選ぶことが大切です。

また、「本年も」「引き続き」など、前年からの継続性を意識した表現を使うことで、スムーズに新年の挨拶につなげることができます。フォーマルな場面では、「お願い申し上げます」など、丁寧な言葉遣いを心がけると良いでしょう。

「今年もよろしくお願いいたします」を仕事で使う場面

「今年もよろしくお願いいたします」は、新年の挨拶として、ビジネスのさまざまな場面で使われます。特に、お世話になった取引先や上司、同僚など、日頃からお付き合いのある相手に対して使うのが一般的です。

以下のような場面で使うことができます。

  • 新年最初の出社日に、上司や同僚に挨拶する。
  • 年始に取引先を訪問した際、担当者に挨拶する。
  • 新年最初のミーティングで、参加者に挨拶する。
  • 新年の挨拶状を取引先に送付する。
  • メールやチャットで、取引先や社内の関係者に新年の挨拶をする。
  • 新年会や賀詞交換会など、新年の行事で関係者に挨拶する。
  • 電話で取引先や社内の関係者に新年の挨拶をする。

「今年もよろしくお願いいたします」敬語と文法を解説

「今年もよろしくお願いいたします」は、敬語表現を使った丁寧な挨拶の言葉です。以下のように、尊敬語・謙譲語・丁寧語が組み合わされています。

  • 「よろしく」:尊敬語の一種である「よろしい」の連用形で、相手に対する敬意を表します。
  • 「お願いいたします」:謙譲語の「お願いする」に丁寧語の「いたす」を組み合わせた表現で、依頼や願いを丁重に伝えます。

また、「今年も」という表現は、前年からの継続性を意識した言い方で、相手とのお付き合いが続くことへの期待を込めています。

まとめ

「今年もよろしくお願いいたします」は、新年のご挨拶として、ビジネスシーンで広く使われる表現です。相手への感謝の気持ちと、今年も良い関係を続けていきたいという思いを伝えることができます。

使う際は、相手との関係性や場面に合わせて、適切な言葉遣いや表現を選ぶことが大切です。メールや手紙など、書面で使う場合は、文面全体の丁寧さにも気を配りましょう。

また、口頭で伝える場合は、笑顔を添えて、相手に好感を持ってもらえるような挨拶を心がけると良いでしょう。「今年もよろしくお願いいたします」を上手に使いこなして、円滑なビジネス関係を築いていきましょう。