「それから」失礼のない敬語の使用法。ビジネス例文&メール作成例まとめ

「それから」は、話の続きや追加の情報を述べる際に使う言葉です。会話をスムーズに進めるために使われ、次に言うことを予告する役割も果たします。

「それから」上司への正しい敬語の使用法

「それから」を上司に対して使う場合は、丁寧な表現が必要です。言葉を丁寧語に変えることで、礼儀正しくなります。「それから」は以下のように分解されます。

  • 「それ」:指示代名詞で、前述の内容を指します。
  • 「から」:接続助詞で、次に続く内容を示します。

上司に使う際には、丁寧語を用いて「それから」を補強します。「それから、もう一つお伝えしたいことがございます」などの表現が適切です。

上司に使う際の注意点としては、相手の時間を考慮し、簡潔に伝えることが重要です。また、前置きをしっかりとすることで、次の内容にスムーズに移行できます。

「それから」の敬語を用いた言い換え

「その後」
次の出来事や情報について述べる際に使います。
「次に」
続いて何かを説明する時に使います。
「続きまして」
フォーマルな場で次の話題に移る時に使います。
「さらに」
追加の情報や内容を付け加える際に使います。
「なお」
補足情報や注意事項を述べる時に使います。
「そして」
複数の項目を連続して述べる時に使います。
「それに加えて」
新たな情報を付け加える時に使います。
「引き続き」
継続的に何かを述べる時に使います。
「次いで」
次の順番に何かを述べる時に使います。

言い換えのポイントは、相手に対して丁寧かつ分かりやすい表現を選ぶことです。また、前後の文脈に合わせて適切に使い分けることが大切です。状況に応じた言い換えを選ぶことで、より洗練されたコミュニケーションが可能になります。

ビジネス例文一覧

ビジネスで「それから」を使う際には、会話や文章の流れをスムーズにすることが重要です。以下に例文を10個示します。

先日の会議についてご報告いたします。それから、次のステップについてもご説明いたします。
ご確認いただきたい点がございます。それから、追加の資料もご確認ください。
まずは基本情報をご説明いたします。それから、詳細についても触れさせていただきます。
本日の議題について話し合います。それから、次回の予定も決めましょう。
お手元の資料をご覧ください。それから、補足の資料も配布いたします。
今回のプロジェクトの概要をご説明します。それから、細かいスケジュールについてもお話しします。
新商品の特徴をご紹介します。それから、価格についてもご案内いたします。
最初にご挨拶をさせていただきます。それから、会議の進行についても説明します。
契約書の内容をご確認ください。それから、ご質問があればお知らせください。
本日のスケジュールをお伝えします。それから、各自の役割についても説明します。

これらの例文は、「それから」を使って次の話題にスムーズに移行する方法を示しています。状況に応じて適切に使うことで、ビジネスコミュニケーションがより効果的になります。

「それから」ビジネスでの意味合い

「それから」は、ビジネスシーンで次の話題や追加の情報を提示する際に使われます。

  • 話の流れをスムーズにするために使用する。
  • 追加の情報を提供する際に役立つ。
  • 次のステップや段階を示すときに使う。

ビジネスメール作成例

掲題:新商品のご案内
ABC株式会社
田中様

お世話になっております。XYZ株式会社の山田です。

新商品の詳細についてお知らせいたします。

それから、お得なキャンペーン情報もございますので、ご確認ください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

メールは簡潔でわかりやすくすることが大切です。「それから」を使うことで、追加の情報をスムーズに伝えることができます。また、相手に対する敬意を忘れずに表現することが重要です。

「それから」を使うビジネスシチュエーション

  • 会議の進行中に次の議題に移るとき
  • プレゼンテーションで追加の情報を提供するとき
  • メールで補足情報を伝えるとき
  • 電話で説明を続けるとき
  • 報告書で次の項目に進むとき
  • 取引先との会話で次の話題に移るとき

「それから」間違った使用法

「それから」は話の流れをつなぐために使われる接続詞ですが、誤った使い方をすると意味が通じにくくなります。以下に、間違った例文を6つ挙げ、それぞれについて解説します。

  • 「会議が終わった。それからすぐに報告書を書き始めました」:この文では「そして」の方が自然です。
  • 「この書類を確認してください。それからサインをしてください」:この場合は「次に」の方が適しています。
  • 「まず企画書を作成します。それから、その後でプレゼンテーションの準備をします」:意味が重複しています。「次に」のみを使用する方が良いでしょう。
  • 「彼は昨日休みました。それから病院へ行きました」:因果関係を示す「だから」が適切です。
  • 「資料を作成しました。それから、もう一度チェックしてください」:依頼の連続には「では」が適切です。
  • 「新しいプロジェクトが始まりました。それから、多くの準備が必要です」:因果関係を示す「そのため」が適切です。

まとめ

「それから」はビジネスシーンで非常に有用な接続詞です。次の話題にスムーズに移行する際や、追加の情報を提供する際に使うことで、コミュニケーションが円滑になります。

正しい使い方を身につけることで、より効果的なコミュニケーションが図れます。ビジネスにおいては、丁寧な言葉遣いと適切なタイミングでの使用が重要です。

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