「誠に申し訳ありません」の意味と使い方、ビジネス例文＆言い換え。目上への敬語文法

「誠に申し訳ありません」は、相手に対して深い謝罪の気持ちを表す非常に丁寧な言葉です。ビジネスシーンでよく使われる表現で、相手の迷惑や不便に対する強い反省の意を伝えます。

「誠に申し訳ありません」ビジネスでの意味と使い方

ビジネスにおいて、「誠に申し訳ありません」は非常に重要な謝罪のフレーズです。この言葉を使うことで、相手に対して深い反省と謝意を示すことができます。主に、重大なミスや相手に多大な迷惑をかけた際に用いられます。

「誠に申し訳ありません」を使う際には、相手の立場や状況を考慮し、適切な場面で使用することが大切です。以下に、ビジネスシーンで使える具体的な例文を示します。

この度のミスにより、誠に申し訳ありませんでした。

お手数をおかけして、誠に申し訳ありません。

ご不便をおかけして、誠に申し訳ありません。

私の不手際でご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。

ご期待に添えず、誠に申し訳ありませんでした。

ご不満をおかけして、誠に申し訳ありません。

確認不足により、誠に申し訳ありません。

お手数をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。

これらの例文は、ビジネスシーンで適切に謝罪するための参考になります。相手の立場を考え、真摯な謝罪の意を伝えることが重要です。

「誠に申し訳ありません」を言い換える際には、同じ意味合いを持ちながらも異なる表現を使うことで、謝罪の意を柔らかく伝えることができます。以下に注意点と共に、言い換えの例を示します。

「心からお詫び申し上げます」
深い謝罪の意を表し、相手への敬意を込めた表現です。

「大変申し訳なく思っております」
自分の失敗や過ちに対する反省の意を強調します。

「お詫びの言葉もございません」
非常に深い謝罪の意を示し、言葉にできないほどの後悔を表します。

「お詫び申し上げます」
一般的な謝罪の表現で、丁寧な言い回しです。

「ご迷惑をおかけして、申し訳ありません」
相手に迷惑をかけたことを具体的に述べた謝罪の表現です。

「失礼いたしました」
軽いミスや不手際に対する謝罪の表現です。

「ご容赦ください」
相手に許しを求める丁寧な表現です。

「お許しください」
自分の過ちを認め、相手に許しを求める表現です。

「お詫びいたします」
一般的な謝罪の表現で、比較的軽いミスに使用されます。

「申し訳ありませんでした」
過去の出来事に対する謝罪の表現です。

言い換えを使う際には、状況や相手との関係性に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。これにより、謝罪の意がより明確に伝わります。

「誠に申し訳ありません」は上司に対しても使える丁寧な敬語表現です。ここでは、この言葉を尊敬語、謙譲語、丁寧語に分けて説明します。

上司に使う際には、より一層丁寧な態度と表現を心がけることが重要です。相手の時間を大切にし、具体的なミスや失敗を明確に伝え、再発防止策についても述べると良いでしょう。

ビジネスメールにおいて、「誠に申し訳ありません」を使用する際の具体的な例文を示します。別会社へのメールとして、以下のように書くことができます。

掲題：納期遅延のお詫び

株式会社サンプル
田中様

お世話になっております。株式会社エクサンプルの山田です。

この度は、納期遅延によりご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。

現在、問題解決に向けて全力で対応しております。

再発防止に努めてまいりますので、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

何かご不明点がございましたら、遠慮なくご連絡ください。

以上、よろしくお願いいたします。

「誠に申し訳ありません」は、非常に丁寧な謝罪の言葉ですが、使い方を誤ると効果が失われたり、不適切に感じられることがあります。以下に、間違った使用例とその解説を紹介します。

「遅刻してすみませんでした。誠に申し訳ありません。」：同じ意味の謝罪を繰り返すと冗長になります。「遅刻して誠に申し訳ありません。」で十分です。
「誠に申し訳ありませんが、あなたの依頼を断ります。」：謝罪しながら断ると謝罪の意味が弱まります。「恐れ入りますが、」などを使う方が適切です。
「誠に申し訳ありません。ですが、私の責任ではありません。」：謝罪の後に言い訳をすると謝罪の真剣さが伝わりません。理由は別の文で説明しましょう。
「昨日のミスについて誠に申し訳ありません。次回は注意します。」：具体的な対応策がないと謝罪の意図が弱まります。「次回は対策を講じます。」など具体的に述べましょう。